はじめに
普段生活する上で漠然と将来が不安になることがあります。
その理由ははっきりと分かりません。
なぜはっきりしないかといえば「時代」と「環境」が生き方に深く関わっているからです。
時代は世界全体の全ての事象の流れのこと、環境はより身近な事象の流れと捉えています。
時代の変化・環境の変化は大きな流れで動いているため、1人の人間が予測したり変えたりすることは難しいです。
時代に流されて、環境に適応できなければ生きづらいのは当たり前です。
時代が海、環境が川だとしたら、1人の人間はそこに泳ぐ魚です。
海の波にさらわれて、川を逆流すれば普通なら魚は疲れてしまいます。
生きづらさは本質的に自分の意思とは離れた生き方をしているから感じるのです。
時代や環境に流されてはいけないですが、それらに適応する必要はあります。
では、どのように適応すれば良いのか。
前述した自分の意思と時代・環境の流れについて、本質的な「方向性(ベクトル)」と「距離感」と「深さ」のバランスをとることが大事だと考えています。
どれも、同じ向きで近い距離感で深く向き合えば良いというわけではありません。
時代に逆らうことも良い場合もあるし、全く関わらないことも、浅いレベルでの関わりも「生きやすさ」を基準とした場合、良いこともあります。
自分の意思とは生きやすさを目指した信念みたいなものです。
本記事では、自分の意思を知り上手く時代・環境に適応する(=生きやすさ)ために常に意識しておくべき項目を記載しました。
1.生きるとは考える(思う)こと
「息をしていれば」、「体が動けば」生きているわけではありません。
生物学、医学的には生きているかもしれませんが、生き物には心があるから生きやすい、生きづらいと感じる、つまり、本質的に生きているといえます。
心は多くの場合、平穏であることが望まれます。
時代や環境に振り回されないように距離感と深さを見極める必要があります。
そもそも、心の在り方を知り意思を感じとるには自分がどう考えているかを知るところから始まります。
何事も自分でまず考えてみることは、生きることの最初の一歩を踏み出すことです。
具体的にどのように考えるかは、別の機会で掘り下げたいと思います。
2.生きることは人間であること
人間とは「ヒト」でも「人」でもなく「人の間」に存在するものであるべきです。
人は1人では生きていけません。冒頭で話した時代も環境も生きる上では必要なものであり、それらは1人ひとり個人の思いが集まってできたものだからです。
3.何事も完全を目指さないこと
あらゆる事を完全にこなすことは不可能。不安も全くなくすことは不可能です。でもそれで良いんです。人生山あり谷ありとあるように辛い時、楽しい時がずっと続くことはありえません。不完全だからこそ、頑張ろうと思うわけです。何事も完全でなくていいから7.8割でとにかく挑戦しまくり失敗することを繰り返すことでしか成長を感じません。